大腸がんは、戦後から1990年代までに急速に増加したがんの1つです。新たに大腸がんになった患者数(=羅患数)は毎年10万人を超えるようになっており、2020年には、胃がん、肺がんを抜き、死因の第一位になると予測されています。
日本における大腸がんの現状(外部リンク)
大腸がんも高齢になるほど羅患のリスクが高まる病気で、40歳代から上昇していきます。また、男女で比較した場合、男性に多い傾向がみられます。
大腸がんの死亡者数はこの20年で2倍以上に増え続けていますが、大腸がんで死亡する人は、羅患者の約3割といわれています。これは、大腸がんの生存率が比較的高く、また、治すことができるがんであることを示していると考えられます。
しかし、大腸がんは早期に自覚症状がないため、気づきにくい病気です。また、大腸がんの羅患率が上昇するのは40歳を過ぎてからです。40歳になったら定期的な検診を受け、がんを早期発見することがとても重要です。早期発見により、命を落とす最悪の事態を避けられる可能性が確実に高まります。
全大腸を観察する検査です。
肛門から大腸の最も奥まで挿入し、画質の良いハイビジョンモニタで小さな粘膜の変化も観察できます。
また、切除すべきポリープか、あるいは経過観察が可能なポリープかを即座に判断できます。切除すべきポリープは、可能な限り切除します。抗血栓剤(心筋梗塞後、脳梗塞後などで血をさらさらにする薬)を服用中の患者さんは可能なら中止し後日切除となります。
当クリニックでは、プライバシーに配慮し、テレビ・トイレ付きの個室を(4部屋)ご用意しております。周りを気にせず、リラックスした状態で検査をお受けいただけます。
苦痛に感じる原因は主に2つあります。
日本人の大腸の平均的な長さは1.5~2mです。細長い管がお腹の中に曲がりくねって納まっています。
曲がり角を通過する際、スコープで腸を圧迫すると、痛みを感じます。
そのため、医師の技術力が「痛い」・「痛くない」に影響をします。
当クリニックは内視鏡専門のクリニックです。大腸検査を15,000件以上施行経験のある医師が検査を行ないますので、安心して検査を受けていただけます。
腸内を検査するためには、空気を入れることで観察に必要な空間を確保する必要があります。
この空気がなかなか抜けず、お腹が張ることで痛みを感じることがあります。
当クリニックでは空気ではなく、腸に高速吸収されやすい炭酸ガスを用いますので、施術後のお腹の張りは軽減されます。
内視鏡検査は痛いというイメージがありますが、当クリニックでは、苦痛のないような検査法を取り入れ、患者様の負担を減らす内視鏡診断・治療に努めています。
<<3割負担の場合>>
■異常がなかった場合
6,000円前後
■疑わしい組織があり、組織の一部を採取して組織検査をした場合
10,000円~15,000円前後
■ポリープの切除を行なった場合
30,000円前後